暗証番号を設定する必要がないマイナンバーカードについて、総務省は、認知症の人や高齢者に加え、希望するすべての人に対象を拡大し、来月中に導入する方向で調整を進めています。

マイナンバーカードをめぐっては申請する際に暗証番号が必要ですが、認知症の人や高齢者から「設定や管理が難しい」という声が上がり、当時の総務大臣が暗証番号のないカードを11月にも導入する方針を明らかにしていました。

これについて総務省は、認知症の人や高齢者に加え、希望する人全員を対象に交付できるようにする方向で調整を進めています。

また、すでに交付されたカードも暗証番号なしに切り替えられるようにするということです。

総務省は、交付事務を担う自治体の準備期間を考慮して、来月中に導入する方向です。

暗証番号のないカードは、コンビニでの証明書の発行など、暗証番号が必要なサービスの利用はできませんが、顔認証を使って健康保険証と一体化した「マイナ保険証」としては利用できるということです。

政府は、来年秋に今の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針で、暗証番号が必要ないカードを導入することで利用を広げるねらいもあるとみられます。

カテゴリー: NEWS

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です